22日から東京ビッグサイトで開催されているワイヤレスジャパン2009にUQコミュニケーションズが出展、各種データ通信端末をはじめ、WiMAXモジュール内蔵ノートPCやデジタルサイネージ端末などを展示・実演した。

来場者の注目を集めるUQコミュニケーションズブース

ブースの外ではリアルタイム動画を使ったライブ中継デモが行われていた

注目を集めていたのはWiMAXモジュールを内蔵したノートPC。東芝、パナソニック、富士通、レノボ、オンキヨーの5機種が稼動状態で展示されており、来場者が実際に使用できる状態となっていた。これらの機種は7月末より順次発売予定となっており、このほかDELL、ソニー、シャープ、MSI、NEC、ASUS、Acer、HP、マウスコンピュータなどからもWiMAXモジュール内蔵PCの発売が予定されている。

パナソニック Let's note F8シリーズ

東芝 dynabook SS RX2

富士通 FMV-BIBLO LOOX Rシリーズ

lenovo ThinkPad T400s

今後WiMAXモジュールの搭載を予定している各メーカーのコンセプトモックが並ぶ

会場内でも通信速度が実際に計測できたが、十分な速度が出ていた

データ通信端末の展示コーナーではすでに発売されている4機種に加え、アイ・オー・データ機器、NECアクセステクニカなどがメーカーブランドで発売を予定している端末を展示している。これらはUQ WiMAX以外のMVNOキャリアでの運用が可能だ。

組み込み型の端末ではトッパンからデジタルサイネージ型の端末が参考出展されたほか、クラリオンから「MiND」と呼ばれるナビゲーション端末が展示された。これはすでに米国でWi-Fi/bluetooth版で発売されているものをWiMAXモジュールへ換装したテストデバイスであり、車載利用時のWiMAXを利用したサービス検討のために、さまざまな認証実験で採用している。発売時期は市況およびWiMAXのエリア展開時期により決定していくと説明員は話す。

トッパンのデジタルサイネージ端末。まだ試作段階でこれから仕様を詰めていくという(説明員)

WiMAXを利用した各種Wi-Fiルータ。小型化が進みバッテリー内蔵型も用意するなど、コンシューマでの利用を想定したものが多い

デジタルフォトフレームや携帯ゲーム機でWiMAX/Wi-Fiルータを利用した場合のコンセプト展示

クラリオン MiND。バッテリーを内蔵しモバイルすることも可能だが、現在はバッテリー持続時間が短いことが課題であるという(説明員)

(あるかでぃあ/K-MAX)