今回は、家電/カメラジャンルのなかでも特に人気の高い、ポケットジンバルカメラや360度カメラなどを含めたアクションカメラ(アクションカム)の売れ筋を探りました。

訪れたのはヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの3階にある専用コーナー。カメラ専門チームの長谷川博紀氏は「近年はジャンル全体で盛り上がっていますね。旅行の様子をVlogなどで残したいという人が増えていて、360度カメラなどの認知も広がっていますから。年代を問わず売れている印象です」といいます。

  • ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 3階にあるアクションカメラ売り場。長谷川博紀氏にナビゲートしてもらった

    ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 3階にあるアクションカメラ売り場。長谷川博紀氏にナビゲートしてもらった

ベテランからはじめましての人まで集まる売り場では、どんなモデルがヒットしているのでしょうか? 下記の「アクションカメラ購入の3カ条」を踏まえて、1番人気から順に追いかけていきましょう。

<アクションカメラ購入の3カ条>

  • ジンバルカメラを理解するなら試用が一番。水平を保つ具合や追いかけ撮影の追従感を確かめよう。
  • 撮影シーンは別売のアクセサリーで拡張できる。ゆくゆく撮りたいシーンがあれば、そこを想定してブランドを決めたい。
  • カメラのサイズは差が大きいポイント。全体の重量も変わってくるので、スペックの優先順位をつけておこう。

※本文と写真で掲載している価格は、2026年4月21日14:30時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見てください。

第1位:1インチCMOS搭載の「Osmo Pocket」シリーズが定番覇権

一番人気に挙げられたのは、DJIのポケットジンバルカメラ「Osmo Pocket」シリーズです。1インチCMOSによる4K動画が撮れるシリーズで、3軸のメカニカルスタビライザーを備えています。

取材日に店頭に並んでいたのは「Osmo Pocket 3」で、特に人気のある「Osmo Pocket 3 クリエイターコンボ」の取材日の価格は79,860円でした。直後に「Osmo Pocket 4」が登場し、人気を引き継いでいます。

「2023年10月に登場してからずっと売れ続けています。このサイズで大型センサーとジンバル付きというのは唯一無二。暗がりも強くて追従もできるということで、Vlogの定番中の定番ですね」

  • DJI「Osmo Pocket 3」

    DJI「Osmo Pocket 3」

第2位:8Kで全方向取り逃しのないInsta360「X5」もヒット

続く人気モデルは、Insta360の360度カメラ「X5」でした。1/1.28インチセンサーを搭載し、8K/30fpsの360度動画が撮影できます。本体とバッテリーのみで構成する「通常版」の価格は84,800円でした。

「全方向で取り逃しなく撮れて、ベストアングルをあとから選べます。360度カメラのなかでも暗がりに強く、高解像度ということで、アクションスポーツのプレイを撮る定番モデルとなっていますね」

  • Insta360「X5」

    Insta360「X5」

第3位:ウェアラブル重視派に人気の合体分離モデル「GO Ultra」

Insta360の製品が続きます。3位は、本体重量53gのアクションカメラ「GO Ultra」です。1/1.28インチセンサーを搭載し、4K動画が撮影できます。マグネット式の簡易クリップや磁気ペンダントなどをセットにした標準キットの価格は58,300円でした。

「カメラとモニター部分が分離できるので、かなりコンパクトにして身につけられるのが強みです。軽さや小ささから、女性からの人気が高いモデルですね。ペットに付けるといったことも無理なくできますし、ならではの用途で指名買いする方も少なくありません」

  • Insta360「GO Ultra」

    Insta360「GO Ultra」

第4位:高画質&長時間撮影目的の支持が厚い「Ace Pro 2」

4位もInsta360のカメラがランクインしています。「Ace Pro 2」で、デュアルバッテリーキットの価格は54,900円でした。ライカと共同開発したレンズを採用し、8K撮影対応の1/1.3インチセンサーを備えています。

「画質が高いうえにバッテリー交換が可能なので、長時間にわたって本格的に撮影したい方に指名買いされます。それゆえ、シングルバッテリーキットよりも、デュアルバッテリーキットのほうがよく売れますね」

  • Insta360「Ace Pro 2」

    Insta360「Ace Pro 2」

第5位:可変絞りができるアクションカメラ「Osmo Action 6」も好調

5位には、DJIのアクションカメラ「Osmo Action 6」が入りました。1/1.1インチの8K対応センサーを搭載し、50GBの内蔵ストレージを備えています。スタンダードコンポの価格は61,270円でした。

「レンズの絞りをf/2.0~f/4.0で変更できるので、環境や被写体によって絞り値を変えて撮影するといった調整が可能です。設定を突き詰めて撮りたい人に向いたアクションカメラですね。メモリーカードなしでもある程度撮れるところも結構喜ばれています」

  • DJI「Osmo Action 6」

    DJI「Osmo Action 6」

はみ出し情報・・・コンデジ的に使えるオプションも人気

アクションカメラは、別売アクセサリーなどのオプションもバラエティに富んでいます。後日オプションを買い足す人も多く、オプションの売れ行きにもトレンドがみられるといいます。長谷川氏によると、最近はコンパクトデジカメのように扱える撮影グリップを求める人が多いとか。たとえば、4位のInsta360「Ace Pro 2」には「ストリート撮影グリップ Pro」というオプションがあり、17,600円で売られていました。

「ちょっとスナップショットが撮りたいというときに、持ちやすくてシャッターが切りやすいんですね。ダイヤルで露出を調整したりもできて、バッテリーも内蔵されています。本当にコンデジのように扱えるということで評判になっていますね」

  • Insta360「Ace Pro 2用ストリート撮影グリップ Pro」

    Insta360「Ace Pro 2用ストリート撮影グリップ Pro」