ページを追加する

ページを追加するには「Add Page」をクリックする。デザインとページ名、そしてエイリアス名と詳細を入れるダイアログが表示される(画面18)。ページ名は日本語が利用できるが、エイリアス名は英語のみになる。これはURLで用いられるものなので、日本語タイトルを英語で表したものなどにしておくとよい。終わったら「Add Page」をクリックする。

画面18 新規ページ追加画面。全体のデザイン、ページ名を決めて「Add Page」をクリックする

これで新しいページが作成される。コンテンツの追加は編集のときと同じように自由にできる。

管理画面の各機能について

管理画面はツールバーの右側にある「Dashboard」をクリックして表示する(画面19)。通常のCMSとは異なり、コンテンツの編集についての管理はない。用意されている機能は下記に列挙したものとなる。

画面19 管理画面のダッシュボード。アクセス履歴、ニュース、メモなどが表示される

管理画面の機能

  • Sitemap
  • File Manager
  • Form Results
  • Users
  • Groups
  • Page Types
  • Themes
  • Add Functionality
  • Maintenance
  • Logging
  • Sitewide Settings

Dashboardではアクセスに関する情報や「Concrete5」に関するニュース、そしてメモ書きが残せるようになっている。「Form Results」では作成したフォームから投稿された内容を蓄積し、管理画面で閲覧することができる(画面20)。結果はExcelファイルとしてダウンロードが可能だ。

画面20 フォームの送信結果を管理できる

「Page Types」はページデザインの全体像を決めるものになる。1カラム/2カラムのほかにもっとデザインが欲しい場合は、ここで定義すればよい。もちろん大枠は自分で作成する必要がある。「Themes」も同様で、インストールした直後は2種類のみ(画面21)。もっと必要な場合は自作するかインターネット上で探す必要がある。「David Pitman :: Concrete5 Themes」(画面22)のようにいくつかのテーマを公開しているサイトもあるようだ。

画面21 テーマ一覧。デフォルトでは二種類になっている

画面22 「Concrete5」向けテーマ配布サイト「David Pitman」。ここでは5種類配布されている

「Add Functionality」はブロックに関する管理。これも自作したり、すでに公開されているものを追加したりすることができる。インストール直後から数多くのブロックが利用できるが、ほかにもさまざまなコンテンツが考えられるだろう。

「Maintenance」は検索インデックス作成や、検索エンジン向けのsitemap.xmlをバッチで生成する処理になる。これは管理画面で提示されているURLに定期的にアクセスすることで更新することが可能。Cronなどに設定しておくのがよいだろう。

「Sitewide Settings」では細かなシステムの設定ができる。例えばSEOに優位とされるPretty URLsに変更することや(設定後、.htaccessを変更する必要がある)、サイト全体を会員制にするといったことにも対応(画面23)。見た目のインパクトのみならず多彩な機能を持ち合わせている。

画面23 設定画面。SEO向けの設定や会員制サイトへの変更ができる