ピュア・ストレージ・ジャパンは3月16日、ビジネスと製品アップデートに関する記者説明会を開催した。説明会にはピュア・ストレージ・ジャパン 代表取締役社長の田中良幸氏らが参加した。

コロナ禍もビジネスは好調

まず、同社のビジネス概況について田中氏は「昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、チャレンジングな年だったが、サブスクリプションサービスは既存・新規顧客含めて前年比32%の成長となり、FlashBladeとFlashArray//Cの売上高が記録的なものになった。また、1000万ドルを超える取引が8件あり、うち1件はクラウドベースの従業課金制でストレージを利用できる『Pure as a Service』だった」と強調。

ピュア・ストレージ・ジャパン 代表取締役社長の田中良幸氏

ピュア・ストレージ・ジャパン 代表取締役社長の田中良幸氏

こうした事業環境を背景に、同社のグローバルにおける通期の売上高は同2%増の16億8400万ドル、うちサブスクリプションサービスの年間売上は5億ドル、顧客数は8000社超となり、ネットプロモータースコア(NPS)は83.5となった。

同氏は「IDCの調査によると、日本におけるエンタープライズストレージシステム市場で当社は2020年第4四半期で24.9%、通年でも13.3%の成長となっており、非常に好調だ。今年のグローバルにおける売上高は前年比15%増を見込んでいる」と意気込みを口にしていた。

日本のエンタープライズ市場において存在感を示している

日本のエンタープライズ市場において存在感を示している