進化したホワイトボード

Microsoft Teamsのオンライン会議で視覚的な情報を共有するのに便利なのがホワイトボードです。会議の参加者全員が見ることができ、また、書き込むことができます。

対面の会議で参加者がホワイトボードを共有するように使える便利な機能であり、当連載でも、第13回19回の記事で紹介しています。ホワイトボードの描画をリアルタイムに共有することで、会議参加者の理解がスムーズになります。

初期のバージョンでは、デスクトップアプリ版のホワイトボードをダウンロードしてインストールする必要があり、デザイン的にもぱっとしない地味なものでした。 現在では、ホワイトボードもTeamsからシームレスに使用できるようになり、デザインも使いやすく刷新され、機能も大幅に向上しています。スマートフォンでも利用できるようになりました。

今回から、新しくなったホワイトボードを紹介します。

オンライン会議を開始してホワイトボードの起動

オンライン会議中、共有ボタンからホワイトボードを起動できます。

(1)Teamsにサインインして「会議」をクリック。

  • Teamsにサインインして「会議」をクリック

(2)「今すぐ参加」をクリックして会議に参加(開始)。
(3)背景画像を使用するときはスライドをオンにする。

  • 「今すぐ参加」をクリックして会議に参加(開始)

以前のバージョンではデスクトップアプリ版Teamsでなければオンライン会議の背景を設定できませんでしたが、現在はWeb版Teamsでも背景画像を設定できます。

(4)会議中「共有トレイを開く」をクリック。

  • 会議中「共有トレイを開く」をクリック

(5)ホワイトボードをクリックして開く。

  • ホワイトボードをクリックして開く

※「共有トレイを開く」をクリックしてからホワイトボードのアイコンが表示されるまで少し時間がかかることがあります。

(6)新しい白紙のホワイトボードを開く。
(7)過去に作成したホワイトボード一覧から使用するホワイトボードをクリックして開く。 (8)作成済みのホワイトボードを削除するときクリック。

  • 共有するホワイトボードの選択

ホワイトボードの基本画面

(1)描画領域(キャンバス)。
(2)選択ツール。
(3)手書き入力ツールの表示/非表示。
(4)作成ツールの表示/非表示。
(5)手書き入力ツール。
(6)作成ツール。
(7)ホワイトボードギャラリー。ホワイトボード起動時の画面に戻る。

  • ホワイトボードの基本画面

選択ツールは、図形などのオブジェクトをクリックして選択し、移動、コピー、削除などを行うときに使用します。 手書きツールは、クリックしてペンなどを選択し、マウスでドラッグすることで手書き描画できます。手書きツールは8つあり、左から次のようになります。

手書き入力ツール 機能
ペン(1)
ペン(2)
ペン(3)
左側の3つのツールはいずれもペン。
色、太さを変更可能。使用頻度の高い色や太さのペンを3つ用意して使い分ける。
蛍光ペン 幅の広い蛍光ペン。
半透明で、すでに描いた図形に上塗りする。
レーザーポインター レーザーポインターのようにマウスの軌跡を表示。軌跡は約3秒で消える。
消しゴム ペンで描いた図形を上からなぞって消去。
定規 ペンで直線を描くときに使用する。
なげなわ選択 ペンで描いた図形を選択する。

ペン、蛍光ペン、レーザーポインターは、選択した状態でもう一度クリックすると、色や太さを変更できます。

(7)選択中のペンをもう一度クリック。
(8)ペンの太さ、色、形状を選択。

  • ペンの太さ、色、形状を選択

次回は消しゴムや定規、なげなわ選択を紹介します。なげなわ選択では、手書きの図形を成形することも可能です。