勤務表で勤務時間を計算するには、退出時間から出勤時間を引き算することにより算出します。しかし、休憩時間がある場合には、その時間を計算結果から差し引く必要があります。時刻はシリアル値として計算することができますが、数値(この場合は休憩時間)も一緒に計算したい場合には、TIME関数を使用して数値をシリアル値に変換します。TIME関数は、関数の分類[日付/時刻]から使用します。
休憩時間を考慮しなくて良い場合であれば、出勤時間・勤務時間、それぞれの値をそのまま引き算することにより算出できますが、どちらかが数値の場合には、今回のように数値を時刻に変換して計算する必要があります。今回は休憩時間の1時間をシリアル値に変換するためにTIME関数を使用しています。
関数の書式
=TIME(時,分,秒)
時:時を表す数値を0から32767の範囲で指定
分:分を表す数値を0から32767の範囲で指定
秒:秒を表す数値を0から32767の範囲で指定
使用例1:出勤時刻と退出時刻から勤務時間を計算する
=F4-E4-TIME(1,0,0)
TIME関数ダイアログボックスで1時間と表現するには、引数「時」に"1"と入力する。
退出時間から出勤時間を引き、さらに休憩時間(1H)を引いた時間が表示された。式を最終行までコピーする。
使用例2:時、分、秒から時刻を求める
=TIME(A4,B4,C4)