ロックウェル・オートメーションは10月30日、機械装置メーカー(OEM)向けに、OTサイバーセキュリティプラットフォーム「SecureOT」の新機能を発表した。機械を構成する資産の可視化や脆弱性の特定、コンプライアンス報告、継続的な監視などを提供し、機械のライフサイクル全体を通じたサイバーセキュリティリスクの管理をサポートする。
機械単位で資産と脆弱性を可視化
欧州のサイバーレジリエンス法(CRA)や機械規則(MR)では、2026年および2027年に主要なコンプライアンス対応期限を迎える。これに伴い、OEMにはサイバーセキュリティ対応力の実証や関連文書の整備・維持、導入済み資産への継続的なサポートなどが求められている。
今回、同社はSecureOTを拡張し、サイバーセキュリティ評価やアドバイザリーサービス、機械単位での可視化、脆弱性の特定、コンプライアンス報告などのOEM向け機能を追加した。
資産の可視化では、機械を構成するハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアの詳細なインベントリを作成。これを基に、機械のセキュリティやコンプライアンスに影響する可能性のある脆弱性を把握できるようにするという。
報告書の作成や導入後の継続的な監視に対応
コンプライアンス報告はエクスポートでき、顧客への情報提供や監査準備、規制対応に必要な文書の作成に利用可能だ。
また、サイバーセキュリティ評価とアドバイザリーサービスでは、対策上のギャップの特定やガバナンスプロセスの構築、産業オートメーションおよび制御システムのセキュリティに関する規格「IEC 62443」などへの適合を支援する。
さらに、新たに公開された脆弱性を継続的に監視し、機械の導入後におけるリスク管理やサイバーセキュリティ要件への対応をサポートするとしている。