Windows Latestは2026年10月7日(現地時間)、「Windows 11's taskbar is quietly borrowing an old trick from Windows XP: a list of window titles instead of thumbnails, plus a button to ring a misplaced Android phone」において、Windows 11のExperimentalビルドで試験中の新機能2つを解説した。

いずれも10月2日公開のビルド26340.9596に搭載され、隠し機能として存在するという。今回Windows Latestの記者は手動で機能を有効化して検証を行っている。

Windows XP風の一覧表示が復活、サムネイルとの切り替えが可能に

新機能はタスクバーのサムネイル表示およびスマートフォン連携に関する機能で、前者はタスクバー上の起動中アプリをマウスホバーした際に表示されるウィンドウ一覧の表示オプションとされる。後者はクイック設定(ショートカットキー「Win+A」)に新タイル「モバイルデバイス」を追加する機能の改善で、スマートフォン連携を開かなくてもAndroidスマートフォンの操作が可能になる。

タスクバーでは、起動中アプリにマウスカーソルを合わせるとウィンドウのサムネイルが表示される。画面に存在するウィンドウの縮小イメージを並べて表示する仕組みだ。新しいオプションでは、この表示をコンパクトなレイアウトに切り替える。

レイアウトの変更は設定アプリの「個人用設定」→「タスクバー」→「Show taskbar previews as(タスクバープレビューの表示方法)」から行う。既定はThumbnail(サムネイル)で、List(リスト)を選ぶと縮小イメージのない一覧表示に切り替わる。

従来のサムネイルは内容に明確な違いがある場合にウィンドウを探しやすいメリットがある。一方、リストではタイトルが異なる場合に探しやすい。また、会議などで画面を共有する場合に、リストでは内容を開示せずにタイトルのみ示すことができ、不要な情報開示を避けることが可能だ。

リスト方式は新しい発想ではない。Windows XPでは、タスクバーが混雑すると同じアプリのボタンをまとめ、クリック時に各ウインドウのタイトルを一覧表示していた。Windows 11も初期バージョンではレジストリーの調整でリスト表示を強制できたが、24H2で廃止されていた。

Windows 11からAndroidスマホを操作、紛失時に音を鳴らす機能も

クイック設定の改善では、新タイル「モバイルデバイス」が追加される。タイルの名称には、スマートフォン連携で接続したAndroidスマートフォンの端末名が表示される。このタイルをクリックすると、接続中端末の一覧表示に切り替わる。

一覧から端末を選ぶと、おやすみモード、音量、サウンド再生ボタンが表示される。Windows Latestの検証ではそれぞれ「おやすみモードのオンとオフの切り替え」、「着信音の制御」、「紛失した電話を鳴らす」といった操作が可能だったという。

スマートフォンに接続していない場合はタイルの名称が「Mobile devices(モバイルデバイス)」となり、タイルをクリックすると接続を促す画面に切り替わる。接続設定ではAndroidとiPhoneを選択できるが、今回記者はiPhoneを使用した動作検証は行っていない。

新機能は試験段階、ViVeToolで有効化可能

記者はWindows Insider ProgramのExperimentalチャネルからリリースされたWindows 11ビルド26340.9596で新機能を検証した。これら機能は無効化されているため、検証に参加するにはサードパーティーツール「ViVeTool」などを使用して強制的に有効化する必要がある。

記者が公開した有効化コマンドは次のとおり。

vivetool /enable /id:62932453
vivetool /enable /id:62103454

前者はタスクバーの新機能で、後者は新タイル「モバイルデバイス」の有効化コマンドとなる。コマンドの実行後、PCを再起動することで新機能の設定が表示される。