Googleは、最新版Chrome 155において次世代画像形式のJPEG XL(.jxl)が採用された理由にRustで書かれたJPEG XLのデコードライブラリ「jxl-rs」によるメモリ安全性の向上が寄与していることを現地時間10月6日に公式ブログで明かした。

  • Chrome 155起動画面

    Chrome 155起動画面

C++で書かれたデコーダーlibjxlにはヒープオーバーフロー、未初期化メモリの読み取りなどの脆弱性(CVE-2026-1837)も報告されていたが、配列の境界チェックや未初期化メモリを禁止するなど安全性を担保するRustで再実装したデコーダjxl-rsを用いることでAIレビューを含む同社の厳しいチェックをクリアしており、Rustがメモリ安全性にもたらす大きな改善を改めて検証する結果になったと述べている。

JPEG XLは、30~50%優れた圧縮率やHDRサポートの組み込みなどJPEGの次期画像フォーマットとして期待されるひとつだが、GoogleはChromeでのサポートに慎重に対応してきた経緯がある(記事)。多くのユーザーを持つChromeによるサポートはJPEG XLの普及を進めそうだ。