セーフィーは10月8日、来店客の性別や年代を推定する新サービス「AI-App 人数カウント 属性Plus」の提供を開始したと発表した。

クラウド録画カメラの映像とAIを活用し、これまで把握が難しかった来店客層の属性をデータ化。小売店や飲食店におけるマーケティング施策の効果測定や店舗運営の最適化を支援し、経験や勘に依存しがちだった意思決定の高度化を目指す。

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来店客層をデータ化する新サービス

「AI-App 人数カウント 属性Plus」は、来店人数の計測に加え、来店客の性別や年代を推定可能なサービス。推定された属性情報は統計データとして蓄積・活用できる。

小売・飲食業界で高まる顧客理解のニーズ

EC市場の拡大や顧客ニーズの多様化により、実店舗には従来以上に差別化が求められている。とくに小売業や飲食業では、来店客の属性を踏まえた商品構成や売り場設計、販促施策の実施が重要になっている。一方で、店舗に訪れる顧客の性別や年代を客観的に把握する手段は限られていた。

その結果、多くの店舗では来店客層の理解が担当者の経験や感覚に依存していた。同社はこうした課題を背景に、映像データとAIを活用した新たな分析サービスを開発したという。

人数計測と属性分析をワンパッケージで提供

「AI-App 人数カウント 属性Plus」は、人数カウント機能と属性カウント機能を1つのオプション契約で利用できる。既存の「AI-App 人数カウント」が備えていた来店人数分析機能に加え、新たに通過人数属性カウントと立ち入り属性カウントを搭載した。対応機器はクラウド録画カメラ「Safie One」である。

性別・年代を推定しグラフやCSVで活用可能

本サービスでは、ライン通過時や対象エリアへの立ち入り時における人物の性別と年代をAIで推定する。取得したデータは管理画面でグラフ表示できるほか、CSV形式での出力にも対応する。

これにより、店舗スタッフは画面上で手軽に来店状況を確認できる。さらに本部やマーケティング部門、データ分析担当者はCSVデータを活用し、より詳細な分析を行えるという。

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効果測定から店舗改善まで幅広い活用を想定

同社は小売業および外食産業を主要な導入対象としており、次のようなユースケースを想定している。

例えば、専門店では、新商品の販促施策が狙った顧客層に届いているかを検証できる。また、ポップアップストアや新業態店舗における出店効果の分析にも活用可能だ。

スーパーやドラッグストアでは、来店客層に応じた品揃えや売り場づくりの最適化を支援する。

飲食業では、新商品施策の効果測定に加え、来店客層に合わせたメニュー開発や客席配置、店頭POPの最適化などへの活用を想定している。

さらに、イベントスペースや特設売場の集客状況の分析にも利用できるとしている。