エンは8月19日、同社が運営する派遣求人サイト「エン派遣」における2026年7月度の三大都市圏の募集時平均時給が1,721円だったと発表した。前月比1円増の0.1%増、前年同月比15円増の0.9%増で、3ヵ月連続で過去最高を更新した。前年同月を上回るのは46ヵ月連続となる。
同調査は、「エン派遣」に掲載されたすべての職種の求人情報をエリア別に集計し、募集時の平均時給を分析したもの。職種別では全職種で前年同月を上回り、「営業・販売・サービス系」と「軽作業・物流・工場・その他」の2職種が過去最高を記録した。
「営業・販売・サービス系」の平均時給
「営業・販売・サービス系」は1,693円で、前月から11円、前年同月から55円上昇し、3ヵ月連続で過去最高を更新した。エンでは、人手不足を背景とした時給引き上げに加え、即戦力に絞る「数より質」の採用への移行が背景にあるとしている。
AI化に伴って高度な対応を担う「スーパーバイザー」や、効率的な営業を行う「インサイドセールス」など、より高いスキルを求める業務への移行も時給水準を押し上げたという。「軽作業・物流・工場・その他」は1,410円で、前月から11円、前年同月から76円上昇した。
「オフィスワーク・事務系」の平均時給
「オフィスワーク・事務系」は1,709円で、過去最高だった前月と同額を維持した。例年7月は求人数が微減する傾向にあるものの、2026年は前月比、前年同月比ともに増加。集客難易度の上昇を背景に、「16時・17時終業の時短求人」や専門職の「完全在宅求人」など、募集条件を緩和する動きが見られたとしている。
エリア別の平均時給は、関東が1,810円で前月比4円増、前年同月比39円増、東海が1,506円で前月比7円減、前年同月比31円増、関西が1,559円で前月比9円増、前年同月比37円増だった。職種別の平均時給では「IT・エンジニア系」が2,809円で最も高く、前年同月から193円上昇した。



