レバレジーズは7月15日、レバテックがITエンジニア572人を対象に実施した、業務におけるAI活用の実態調査結果を発表した。AIが生成したコードに対する人間によるレビューについて、今後も必要だと回答した人は95.5%に上った。
業務でのAIの使用頻度を尋ねたところ、「毎日使用している」が43.4%、「週に数回使用している」が28.3%となり、合わせて71.7%が日常的にAIを活用していた。
AIを活用している業務領域は、「技術調査・情報収集」が41.1%で最も多く、「コーディング・実装」が40.9%、「ドキュメント・仕様書作成」が28.0%と続いた。主に利用しているAIツールでは、「ChatGPT」が58.7%、「Copilot Chat」が43.6%、「Gemini」が38.3%となった。
AI活用による業務全体の負荷については、「大幅に減った」が7.5%、「やや減った」が33.7%で、合わせて41.2%が負荷の軽減を実感していた。負荷が減った理由では、「コーディング・実装作業を効率化できた」が54.2%で最多となり、「単純なバグ修正やリファクタリングが減った」が45.8%、「技術調査・情報収集の時間が短縮された」が36.9%だった。
AIが生成したコードに対する人間のレビューについては、「必要だと思う」が53.8%、「場合によっては必要だと思う」が27.3%となり、合わせて81.1%が必要性を感じていた。
今後も人間によるレビューが必要かを尋ねた質問では、「今後も必要であり続けると思う」が49.4%、「当面は必要だと思う」が46.1%となり、合計は95.5%に達した。
人間によるレビューが必要な理由は、「AIの判断だけでは、ビジネス要件やユーザー文脈を十分に担保できないため」が66.4%で最も多かった。次いで、「セキュリティや品質に関する最終責任は人間が負う必要があるため」が43.8%、「システム全体の整合性やアーキテクチャ判断には人間の関与が必要なため」が37.9%となった。
レバテック代表執行役社長の泉澤匡寛氏は、AI活用がITエンジニアの現場にすでに浸透し、コーディングや技術調査などの業務効率化に寄与している実態が今回の調査で明らかになったとした一方、AIが生成した成果物への最終的なレビューや意思決定は引き続き人間が担うべきだと多くのエンジニアが認識していることも分かったとコメント。レビューが必要とされる理由には、ビジネス要件やユーザー文脈の理解、品質・セキュリティに対する責任、システム全体を見据えた判断などが挙げられており、AI時代におけるITエンジニアの価値は、技術知見を踏まえた判断や最終的な意思決定を担う役割へとシフトしつつあるとの見方を示した。
調査は5月26~28日、20~59歳のITエンジニアを対象にインターネットで実施され、572人から有効回答を得た。







