【 経営写 あの企業のトップに迫る 】ヒトトヒトホールディングス社長兼グループCEO・松本哲裕「1万2000人以上の人材プールを武器に、 ヒトのチカラを循環させるハブになりたい!」

創業の地は明治神宮野球場

〝ヒト〟の力を最大限に掘り起こす─。どんなにデジタル化やロボットが開発されても、ヒトにしかできない仕事は残り続けます。当社は1974年の創業から一貫して、ヒトにしかできない領域における人材サービスを提供してきました。

 特に当社の得意とする分野がスポーツイベント。当社の創業の地は明治神宮野球場。以来、半世紀以上にわたって野球場の管理運営を中心としたスポーツイベントで人材サービスを提供してきました。会場では警備だけでなく、ゲート対応、チケット販売、グッズ販売、設営、イベント企画、装飾物制作、着ぐるみアクター、資材輸送など、運営全般を担える人材が求められますが、こういったニーズに当社は対応することができます。

 それが可能な背景には、常に当社の正社員約400人に加えて、1万2000人以上のアルバイトスタッフという人材プールがあることが挙げられます。しかも、提供する人材を適切に配置することが可能です。ある球場から明後日、600人を派遣して欲しいという要請があっても、当社は対応が可能です。お客様の繁閑需要やシーズン需要などで、大規模な人員動員に対応できるのです。

 当社が手掛ける領域は、お客様にとってのコア事業ではありませんが、業務として取り組まなければならないことが多い。「1日に200人欲しい」といった自社で賄うと経済合理性が成り立たないようなケースに、「当社の手を使っていただければ解決します」といったソリューションを提供しています。

 

数百人規模のスタッフを動かす

 今では当社の事業領域もスポーツのみならず、商業施設や駐車場、花火大会といったイベントなどでも引き合いが増えています。数百人規模のスタッフ体制を管理できるという当社の永年の経験とノウハウに裏打ちされたオペレーション能力があるからだと自負しています。

 お陰様で今年4月7日には東証スタンダード市場に上場することができました。今後も人手不足は深刻化していくでしょう。その中で当社は圧倒的な人材プールを抱える企業として、人材供給が追い付いていない領域に事業を拡張すると共に、ヒトのチカラを循環させるハブとして、さらなる成長を図っていきます。

【 PROFILE 】

まつもと・てつひろ

1974年石川県生まれ。星稜高等学校卒業後、日本大学商学部に進学。在学中にアルバイトを経て、日本総業(現ヒトトヒト)入社。その後、不動産会社の営業を経て、2011年に経営陣として復帰。19年ニッソーホールディングス(現ヒトトヒトホールディングス)社長に就任。

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