激動の日々が続いた2025年も、いよいよ残りあとわずか。4月からおよそ半年にわたって開催され、世界中から2500万人以上の来場者を集めた「大阪・関西万博」が多くの話題をさらった今年は、日本史上初の女性総理大臣の誕生や日本人研究者のノーベル賞ダブル受賞など、大きな歴史の転換点となる瞬間が数多く生まれました。
そんな2025年には、テクノロジー業界でもさまざまな新技術が誕生し、新たな動きも数多く見られました。そこでTECH+では、テクノロジーチャンネルの主要カテゴリで今年公開された記事のアクセス数をもとに、注目ニュースランキングを作成! 今回は、“宇宙・航空”カテゴリで2025年に話題を呼んだ記事をご紹介します。
サイエンスカテゴリの2025年注目記事トップ10はこちら!
- 1位:H3ロケット8号機の打上げに失敗、みちびき5号機を軌道投入できず
- 2位:H3ロケット8号機のオンボード画像が公開、「みちびき」の姿に異変
- 3位:H3ロケット「24形態」いよいよ初打ち上げへ 日本最大・最強ロケットが拓く新時代
- 4位:恒星間彗星「3I/ATLAS」を追う その観測結果と“異星人の乗り物”説の検証
- 5位:NASAが宇宙船打ち上げ前倒し、トランプ氏の"宇宙飛行士救出指示"で異例の決定
- 6位:ついに姿を現したホンダロケット、開発責任者に現在の状況を聞いた
- 7位:H3の打上げ支える「機体把持装置」完成 技術者の挑戦がもたらす安全と信頼
- 8位:福岡・久留米を宇宙から撮影。QPS研究所の新衛星がとらえた初画像公開
- 9位:日本初“液体エンジンのみ”で飛ぶ新H3ロケット実証へ! エンジン改良に進展も
- 10位:世界初、ビームで引っ張る“無燃料ロケット”の推力生成実証 東北大ら成功
世界各国の宇宙機関に加えて数多のスタートアップ企業が誕生し開発競争を繰り広げる、近年の宇宙業界。国内では今年8月、アクセルスペースホールディングスが東京証券取引所グロース市場に上場し、日本宇宙スタートアップとして6社目のIPOを行うなど、スタートアップ企業による開発が加速を続けた1年でした。
また新たなトレンドとして、“非宇宙産業”から宇宙ビジネスへ参入する動きが本格化したことも印象的でした。2019年から宇宙領域の研究を続けてきた本田技研工業(Honda)は、サステナブルロケットの開発を進めるなかで高度300mまでの離着陸実験に成功。6位の記事ではその開発の道のりや今後の計画、さらに実験映像なども紹介しており、注目を集めました。
そしてランキングの多くを占めたのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「H3ロケット」に関連する話題でした。6月に行われた50号機の打ち上げ成功で有終の美を飾った「H-IIAロケット」に続くJAXAのロケットとして開発され、今年は2月・10月に打ち上げ成功のニュースを届けていたH3ロケットですが、12月に行われた8号機の打ち上げでは飛行中の問題により搭載した人工衛星の軌道投入に失敗。現在も原因究明に向けた動きが続いており、再挑戦への取り組みが急がれています。
地球を飛び出した壮大な挑戦は、今や夢物語ではなくビジネスの舞台としても現実味が増すばかり。数々の試行錯誤が続けられ、日々さまざまな挑戦が繰り広げられる宇宙業界の最前線を、2026年もTECH+は追いかけ続けます!