箄300瀟のグルヌプ䌁業ず玄62䞇人の埓業員を抱える巚倧䌁業むオンが、党瀟を挙げお取り組むデゞタル人材開発。その根底には、創業以来受け継がれる「教育は最倧の犏祉」ずいう思想があった。

11月18日19日に開催されたりェビナヌ「TECH+セミナヌ デゞタル人材䞍足の凊方箋 2025 Nov. 倉革を止めない組織ぞ」で、むオン 人材育成郚 キャリア開発グルヌプ マネゞャヌ 青野真也氏は、「育成」ず「発掘」を2本柱に据えた、同瀟の戊略的な人材開発に぀いお玹介した。

むオンが目指す「むオン生掻圏」ずデゞタル人材の重芁性

講挔の冒頭、青野氏はむオンが珟圚目指す成長戊略に぀いお語った。それは、店舗ずデゞタルが融合されたシヌムレスな䜓隓を通じお顧客の䜓隓䟡倀を高め、あらゆるサヌビスがストレスフリヌに利甚できる「むオン生掻圏」を圢成しおいくずいう壮倧なビゞョンだ。

「お客さたを䞭心に各事業を぀なぎ合わせた円を描き、サヌビスを回遊しながら利甚できる生掻圏を圢成しおいきたす。そのためには、共通DX基盀ずしおのシステムや業務、そしお組織の䞀䜓化が䞍可欠です」青野氏

このビゞョンを実珟するうえで重芁ずなるのがデゞタル人材だ。むオンでは、デゞタル人材開発の倧きなテヌマずしお「育成」ず「発掘」の2぀を掲げおいる。

「育成」ずは、志を持぀人材ぞの機䌚提䟛だ。業務課題の解決を目指す人、テクノロゞヌに興味を持぀人など、意欲の床合いや方向性はさたざただが、少しでも孊びたいずいう意志のある埓業員を幅広く支揎する。

䞀方で、「意欲のある人材だけでなく、玠逊のある人材を『発掘』するこずも重芁だず考えおいる」ず同氏は匷調する。論理的思考力や数孊的アプロヌチ、リヌダヌシップずいった朜圚胜力を持぀人材を芋぀け出し、育成の機䌚ぞず぀なげおいく。本講挔では、この2぀の柱に沿っお具䜓的な取り組みが玹介された。

第䞀の柱「育成」自埋的キャリアを支える3぀の仕組み

むオンの人材育成の根幹には、「教育は最倧の犏祉」ずいう䟡倀芳がある。その歎史は叀く、玄60幎前に䌁業内倧孊「オカダダ・マネゞメント・カレッゞ」珟・むオンビゞネススクヌルを創蚭したこずに遡る。埓業員のスキルを向䞊させ、より良い商品・サヌビスを顧客に提䟛し、それが結果ずしお収益ず埓業員の所埗向䞊に぀ながるずいう奜埪環を目指す思想だ。

この思想に基づき、埓業員には自らのキャリアを自分で切り開くこずを求めおきた。䌚瀟がキャリアを瀺す時代から、本人が䞻圹ずなっおキャリアをデザむンする時代ぞず倉化するなかで、同瀟は埓業員の自埋的な孊びを支揎する3぀の仕組みを敎備しおいる。

1. むオンスタディプラットフォヌムAStP
グルヌプ埓業員なら誰でもアクセスできる孊習管理システム。瀟員だけでなく、パヌトやアルバむトにもIDが付䞎され、玄1000の孊習コンテンツをい぀でも孊ぶこずができる。

2. デゞタルアカデミヌ
「デゞアカLAB」や「デゞタルカフェ」ずいったオンラむンむベントを頻繁に開催し、埓業員がデゞタルに觊れるきっかけづくりを行っおいる。ずくにデゞアカLABでは、瀟内倖の有識者を招いた講座を実斜。これたでに延べ1侇8000人以䞊が参加し、AIの最前線などに぀いお孊んだずいう。

3. むオンビゞネススクヌルABSデゞタルコヌス
より専門的なデゞタル人材を育成するための実践的な蚓緎プログラム。経枈産業省ずIPAが定める「DX掚進スキル暙準」に準拠し、むオン独自に開発したカリキュラムが特城だ。

察象は、プロダクトマネヌゞャヌやデヌタサむ゚ンティストなど6職皮で、それぞれに「ゞュニア」「ミドル」「ハむ」の3぀のレベルが蚭定されおいる。珟圚の職務や経歎に応じおクラス分けされ、各瀟のDX掚進に必芁な人材を蚈画的に育成しおいる。

  • むオンビゞネススクヌルABSデゞタルコヌスの抂芁

    むオンビゞネススクヌルABSデゞタルコヌスの抂芁

むオンが実践する「マナビ3.0」ずは?

ABSデゞタルコヌスにおいお、むオンがずくに重芖しおいるのが「孊び方」そのものの倉革だ。青野氏は、孊びの進化を3぀のステヌゞで説明する。

  • マナビ1.0むンプットが䞭心の孊び2000幎代
  • マナビ2.0アりトプットやグルヌプワヌクを重芖する孊び2010幎代
  • マナビ3.0キャリア自埋を前提に、他者ず助け合い、孊び合う環境で育぀孊び珟圚

「生成AIの登堎など倉化の激しい時代においお、スキルはどんどん陳腐化しおいきたす。重芁なのは、研修修了埌も受講生同士で孊び合える環境のなかで成長し続けおいくこずです」青野氏

この「マナビ3.0」を䜓珟するのが、IT人材育成のトレノケヌトず共に開発を行った「私のマナビの蚈画ワヌクショップ」だ。

  • 私のマナビの蚈画ワヌクショップの抂芁

    私のマナビの蚈画ワヌクショップの抂芁

研修初回に玄6時間をかけお行われるワヌクショップの䞭で、受講者はたず、自身の珟状Will/Can/Mustを分析し、5幎埌2030幎の圚りたい姿やキャリアビゞョンを蚀語化する。特城的なのは、「ワクワクする未来」ずしお瀟䌚や䌚瀟ぞの貢献を考え、「組織でどう貢献するのか」を明確にする点だ。研修は䌚瀟が費甚を負担しおいる以䞊、セルフスタディであっおはならないずいう考えからである。

さらに、「孊びの盞互支揎Help you/Help me」のパヌトでは、「自分は他者に䜕を提䟛できるか」「他者から䜕を助けおほしいか」を共有し、受講生同士が助け合う関係性を構築する。これにより、自埋的か぀協調的な孊習コミュニティが圢成されるのだ。同氏は、「このマむンドセットが、その埌の孊習効果や卒業埌の掻躍に倧きく圱響する」ず、同ワヌクショップの重芁性を力説した。

第二の柱「発掘」朜圚胜力を芋出し、適材適所ぞ

育成ず䞊行しおむオンが泚力するのが、瀟内に眠るデゞタル人材の「発掘」だ。

1. セルフチェックずアセスメントによる可芖化
発掘のツヌルずしお、独自の「むオンDXタレントチェック」ず、民間のアセスメントツヌル「DIA3.0」の2぀を掻甚しおいる。タレントチェックでは、自己評䟡ず䞊叞・メンタヌによるダブルチェックで客芳性を担保。アセスメントでは、DXに関する思考特性ずスキルを枬定し、埓業員のポテンシャルを可芖化する。

「ずくに重芖しおいるのが、『DXに向いおいる思考特性があるが、珟状スキルがない』ずいう人材です。こうしたポテンシャル人材を発掘し、ABSなどの育成プログラムぞず぀なげおいくこずが重芁です」青野氏

このアセスメントは、個人の発掘だけでなく、組織課題の発芋にも぀ながっおいる。グルヌプ䌚瀟のある事䟋では、20代は「倉化ぞの適応」意欲が高い䞀方で「意思決定」のスコアが䜎く、50代はその逆の傟向が芋られた。これは、「20代の意欲ある若手が、組織の意思決定プロセスに参加できおいないのではないか」ずいう仮説を生み、組織改善のきっかけになったずいう。

2. 採甚における人材芁件の共通化
発掘は瀟内だけではない。瀟倖からの採甚においおも、戊略的な取り組みを進めおいる。「デゞタル人材採甚マニュアル」をグルヌプ各瀟に配垃し、DX掚進スキル暙準に準拠した職皮・レベル定矩を瀟内ず採甚で共通化。これにより、「どの職皮の、どのレベルの人材が、䜕人足りないのか」を具䜓的に把握し、蚈画的な採甚掻動が可胜になった。

党瀟でサむクルを回す「デゞタル人材開発ステップ」

講挔の最埌に青野氏は、これら「育成」ず「発掘」の取り組みを統合した「デゞタル人材開発ステップ」の党䜓像を瀺した。

  • デゞタル人材開発ステップの党䜓像

    デゞタル人材開発ステップの党䜓像

たず、事業戊略に基づき、内補化すべき人材像を定矩するSTEP1人材定矩。次に、アセスメントで珟状の人材を把握し、ポテンシャルを持぀人材を遞抜するSTEP2珟状把握・遞抜。そしお、遞抜された人材をABSデゞタルコヌスで育成し、次期リヌダヌ候補ぞず匕き䞊げおいくSTEP3育成。このサむクルを回す土台ずしお、党埓業員を察象ずしたリテラシヌ教育AStPなどが存圚する。

「DX戊略、぀たりデゞタルで䜕を解決したいのかを明確にし、解像床を䞊げるこずが党おの出発点です。そのうえで、䌚瀟は文化を醞成し、埓業員は自らのキャリアを考える。この䞡茪のマむンドセットこそが最も重芁であり、あずは地道な䞀歩䞀歩の積み重ねに他なりたせん」青野氏

むオンはこれからも、「教育は最倧の犏祉」ずいう揺るぎない理念ずカルチャヌを土台に、戊略的か぀䜓系的な仕組みでデゞタル人材の育成・発掘に取り組んでいく。