車載規格の認定を取得したGaNトランジスタを発表

Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、車載アプリケーション向けのAutomotive Electronics Council(AEC)規格の認定を取得したGaNトランジスタファミリを発表。第1弾として、「CoolGaN車載用トランジスタ100V G1ファミリ」の量産を開始したことを明らかにした。

  • 「CoolGaN車載用トランジスタ100V G1ファミリ」

    「CoolGaN車載用トランジスタ100V G1ファミリ」のパッケージ外観 (出所:Infineon)

高電圧対応品などの量産前サンプル供給も開始

先進運転支援システム(ADAS)をはじめとして、次世代の空調制御やインフォテインメントシステムなどの車載機能では、バッテリーへの負担を最小限に抑えながら電力容量を増やし、電力変換ソリューションの効率を高めることが要求されており、従来のSiパワー半導体ではなく、より高効率かつ小型の電源ソリューションを実現できるGaNパワー半導体の活用が期待されるようになっている。

特に、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)における12Vから48Vシステムへの移行により、GaNベースの電力変換システムが性能向上を可能にするだけでなく、ステアバイワイヤやリアルタイムのシャーシ制御などの高度な機能も実現できるようになり、乗り心地とハンドル操作の向上を可能とするという。同社では、今回発表した100V CoolGaNトランジスタファミリについて、ゾーン制御およびメインDC-DCコンバーター、高性能補機システム、クラスDオーディオ アンプなどのアプリケーションに最適だと説明している。

また同社は、同製品ファミリに加えて、高電圧(HV)CoolGaN車載用トランジスタや双方向スイッチなど、AEC-Q101に準拠した車載アプリケーションに認定された量産前製品のサンプル供給を開始したことも明らかにしており、これにより低電圧インフォテインメントシステムから車載充電器やトラクションインバーターといったHVソリューションまで、さまざまな自動車の進化に向けたニーズを満たす革新的なソリューションを提供することができるようになったとしており、今後、GaN分野のリーディングカンパニーとなることを目指して、車載用認定済みGaN半導体ソリューションポートフォリオの継続的な拡張を図っていくとしている。