Databricksは12月17日、シリーズJ投資ラウンドで100億ドルの調達を実施することを発表した。評価額は620億ドル(12月18日時点の日本円換算で約9兆5250億円)だという。
IPOに向けて準備か?
Databricksが発表した100億ドルという調達額は、ベンチャーキャピタルからの資金調達としては最大級の規模となる。今回の投資ラウンドはThrive Capitalが主導し、Andreessen Horowitz、DST Global、GIC、Iconiq Growthなどのベンチャーキャピタルが参加する。
評価額の620億ドルは、前回の資金調達時の430億ドルから190億ドルの増加となる。なお、同社の競合であるSnowflakeの評価額は約570億ドルとなっている。Databricksは2013年、Apache Sparkを考案したMatei Zaharia氏と現在CEOを務めるAli Ghodsi氏が創業したデータプラットフォームベンダー。IPOに向けて準備中と言われている。
同社は、今回の資金調達により新しいAI製品、現在および元従業員への流動性の提供、買収、米国外展開などを強化していくとしている。
併せて直近の業績として、2024年第3四半期(8月ー10月期)の売上高が前年同期比60%以上の成長を遂げていること、第4四半期(11月ー2025年1月期)は売上高ランレート30億ドルでフリーキャッシュフローがプラスに転じる見込みなども発表している。