「SEMICON INDIA」が2024年9月11日~13日にかけて、インド北部のデリー首都圏(NCR)の北部ウッタルプラデシュ州グレーターノイダの「インディア・エキスポ・マート」で開催される。

今回はSEMIとドイツに本拠を置く展示会運営会社メッセ・ミュンヘン・インディアが、インド電子・情報技術省やインド電子産業協会(ELCINA)の協力を得る形で開催される。

これまで、SEMICON INDIAという名称のイベントは2022年と2023年、インドの政府系機関が主催する形で開催されてきた。そのため、SEMI主催の形での開催は今回が初めてとなる。これまでSEMIは米国のSEMICON Westをはじめ、日本、欧州、台湾、韓国、中国、東南アジアでSEMICONを開催しており、インドは8番目の開催国・地域となることとなる。

同展には、インドへの出資を決めたApplied Materials(AMAT)、Lam Research、KLAといった米国の半導体製造装置大手をはじめ、世界中の主要な半導体製造装置・材料メーカーが出展する予定で、日本からも東京エレクトロン(TEL)、アドバンテスト、ディスコ、日立ハイテク、キヤノン、富士フイルム、東京応化工業、東京精密などが出展する予定となっている。

インドの半導体市場は、2030年までに現在の3倍近い1090億ドル(約16兆円)に達するとする見通しがあり、2025年以降の稼働に向けた半導体後工程工場の建設も進められている。また、インド政府は、中国からの輸入を減らして国内需要を賄うことを目的に、1兆円以上の補助金を準備し、各社の半導体工場の建設を支援するなど、積極的に半導体産業の誘致を進めている。