SMBCグループのプラリタウンと会計ソフト大手のfreee(フリー)は8月26日、SaaSの導入支援サービスやBPRコンサルティング事業を提供する新会社を共同で設立すると発表した。新会社名はインクループ。資本金は非公開で、出資比率はプラリタウンが85%でfreeeが15%。9月下旬に営業を開始する予定だ。

  • freeeとSMBCグループのプラリタウンが「株式会社インクループ」を設立

    freeeとSMBCグループのプラリタウンが「株式会社インクループ」を設立

freeeとプラリタウンは2022年8月に企業のDX推進を目的に業務提携を行い、freeeの各種プロダクトを活用して、SMBCグループの全国の顧客の業務効率化やDXを推進している。今回、「それを実現するための人材が社内にいない」「何から手を付ければ良いか分からない」といった顧客企業からの声に応えるために、新会社の設立に至ったという。

インクループでは、freeeの各種プロダクトの導入支援サービスから事業を開始し、SMBCグループとfreeeの顧客に向けて同サービスを提供する。その後、freee以外の他のSaaSサービスの「導入・定着支援」サービスや、企業の業務プロセスの現状整理と最適化を行う「BPRコンサルティング」、企業の経理・人事労務業務を受託する「BPOサービス」の開発・提供も検討していく。

また、法人顧客のデジタル化支援を提供する全国の地域金融機関との提携や人材の育成を目的とした受入も、今後検討していくとのことだ。