LINEヤフーは10月24日、事業者向けデータソリューションサービス「ヤフー・データソリューション」が、Yahoo! JAPANのビッグデータをブラウザー上で調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」の機能として、生成AIを利用しデータ結果の仮説検証や分析をサポートする機能の試験導入を開始したことを発表した。
同機能は、「DS.INSIGHT People」の、特定のキーワードと一緒に検索されているキーワードをマッピング形式で表示する「共起キーワード」機能、または特定のキーワードを検索している人がその前後に他にどんなキーワードを検索しているのかを時系列で表示する「時系列キーワード」機能で検索したいキーワードを入力し、「AIでデータを考察する」をクリックするだけでAIによる分析結果が表示されるもの。
AIによる分析結果には、表示された大量なデータをキーワード群に分類し、傾向の読み解きや、そのキーワード群が検索された背景などの考察が記載されるという。なお、同機能にて可視化されたデータはすべて統計化されており、個人を識別可能なデータは含まれないとしている。
この機能を用いることで、データのクレンジングやカテゴライズなど分析時の前工程を大幅に簡略化でき、要約されたデータを用いて議論や資料作成に時間を費やすことが可能だとしている。
AIでデータを考察するには、「共起キーワード」または「時系列キーワード」の検索ボックスに検索したいキーワードを入力し、キーワードマップまたはランキング画面の左上「AIでデータを考察する」をクリックすると、画面左側にAIによる考察が表示される。