oViceは7月11日、5月8日の新型コロナウイルスの5類移行後に出社の割合が増えた大企業(従業員数1,000名以上)のハイブリッドワーカー109名を対象に実施した「大企業社員の勤務形態に関する実態調査」の結果を発表した。

「あなたは、出社に意義を感じていますか」との質問に対し、75.3%が意義を感じていると回答。約8割の人が出社を肯定的に捉えていることが分かった。

  • あなたは、出社に意義を感じていますか 引用:大企業社員の勤務形態に関する実態調査

出社に意義を感じている人が約8割いる一方で、「出社が増えたことで、仕事へのストレスは増えたと思いますか」という質問に対し、78.0%(「非常にそう思う」が32.1%、「ややそう思う」が45.9%)が仕事に関するストレスが増加していると回答した。

  • 出社が増えたことで、仕事へのストレスは増えたと思いますか 引用:大企業社員の勤務形態に関する実態調査

また、「出社が増えたことで、業務の生産性はどのように変化しましたか」と質問したところ、出社が増えても業務の生産性が上がっていないと感じている人が66.1%、全体の3割強は、むしろ「生産性が下がった」と回答している。

出社によるストレスの増加に関する質問で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「出社が増えたことで、仕事へのストレスが増えた理由を教えてください」と質問したところ、「通勤時間が増加したため」が75.3%で最も多かった。これに、「ランチ代や交通費など支出の増加したため」が56.5%、「プライベートの時間が減少したため」が51.8%と続いている。

「あなたの理想の出社頻度を教えてください」の質問への回答から、出社の頻度を「週の半分以下に抑えたい」人は約7割に上ることが判明した。理想の取捨頻度は「フルリモートワーク」が6.4%、「月1~2回出社」が11.9%、「週1日出社」が27.5%、「週2日出社」が22.9%という回答となり、ここでも出社の意義を感じつつも、ストレスが多いため頻度は少なくしたいという結果になっている。