AI特化型ベンチャーキャピタルであるディープコアは5月30日、2018年春に開設したインキュベーション拠点「KERNEL」が開設から5期目を迎えたことを契機に、2023年6月1日より既存のKERNELメンバーシップに加え、AIもしくは周辺技術を活用した事業の立ち上げに集中的に取り組む起業家を集中的に支援するためのメンバーシップ区分「KERNEL Plus」を新設することを発表した。

同社は「KERNEL」を開設後、さまざまな教育研究機関や企業と連携しながら広くAI人材を支援するコミュニティ活動を行ってきたという。

KERNEL Plusメンバーは、事業立ち上げに集中的に取り組む起業家のためのメンバーシップ。資金調達のサポート、活動拠点やリソース、ロールモデル・仲間と出会うためのコミュニティを提供する。

同メンバーシップの募集要項としては、1年以内に外部資金調達を検討している企業の創業メンバーもしくは経営株主であることが必須条件として挙げられている。

またそれ以外には、ベンチャーキャピタルや事業会社からのエクイティによる外部資金調達をしていないチームや、機械学習、特にディープラーニングの実装・研究開発、またはコンピューターサイエンスを実社会へ応用する上で必要となる周辺技術などへの知見を有していることなどが重視される予定だという。