IDCが5月23日に発表した調査結果によると、パブリック・クラウド・サービスを含むソフトウェア市場の2022年におけるグローバル売上額は2021年に対して11.1%増の8244億米ドル、国内市場は同13.9%増の4兆1548億6300万円と推測しており、2027年の国内市場は5兆7459億円に達するという。

  • 国内ソフトウェア市場の規模予測

2022年の国内ソフトウェア市場は、2021年から続いた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大(コロナ禍)により消費者/ビジネスでのデジタル・シフトが急速に進み、国内企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)進展のためのソフトウェア投資を押し上げ、堅調に成長したと同社は見る。

この中でも、ポスト・コロナのデジタル・ビジネス拡大に向けた投資や、非財務側面の強化による企業価値の拡大、サイバー・セキュリティ/ガバナンス対策のためのソフトウェア投資が2022年後半に増加したことが主な要因という。

また、ソフトウェア市場の中でパブリック・クラウド・サービス売上は2021年に対して29.1%増の1兆4058億円と、高い成長になったとしている。

分野別に見ると、アプリケーション開発/デプロイメント市場は2021年と比べて15.1%増の1兆358億円であり、データ・ドリブン経営推進のためのAI(人工知能)/アナリティクス市場やデータ管理市場が成長したという。

アプリケーション市場は同12.7%増の1兆7483億円であり、デジタルCX(顧客体験)向上に向けたCRM(顧客管理システム)市場およびコンテンツ・ワークフロー管理市場が成長した。

システム・インフラストラクチャ・ソフトウェア市場は同14.5%増の1兆3708億円であり、サイバー・セキュリティ対策/デジタル・トラスト向上に向けたセキュリティ・ソフトウェア市場およびクラウド型ITシステム管理市場が成長した。

これらのような背景で、同社は企業のデジタル・レジリエンシー、デジタルCXや企業価値の拡大に向けたソフトウェア投資が今後も継続すると見ており、国内ソフトウェア市場は2022年~2027年の年間平均成長率(CAGR)が6.7%で成長し、2027年には5兆7459億円に達すると予測している。

分野別の同期間のCAGRは、アプリケーション開発/デプロイメント市場は11.7%、アプリケーション市場は5.0%、システム・インフラストラクチャ・ソフトウェア市場は4.9%と同社は見ている。