富士フイルムビジネスイノベーションは4月6日、製薬企業と医療機関をつなぐ医薬品情報提供Webプラットフォームを構築する、製薬企業向けの「医薬品情報提供DX化支援サービス」の提供を開始することを発表した。

  • 「医薬品情報提供DX化支援サービス」の利用イメージ

    「医薬品情報提供DX化支援サービス」の利用イメージ

同サービスにより、市販直後調査においてMR（Medical Representative：医薬情報担当者）が医師に対して行う安全性情報の確認依頼を、Eメールや郵送のダイレクトメールで案内し、Webプラットフォームを通じて医師の確認状況をタイムリーに把握できるようになる。

また、MRはいつどの医師にどのような安全性情報を案内したか、履歴の管理も行える。これにより、MRは安全性情報を確認していない医師への確認依頼が適宜行えるようになり、MRの市販直後調査に要する業務の約55%削減が見込めるという。

一方、医師はWebプラットフォーム上で安全性情報を閲覧できるようになり、MRに都度情報提供を依頼する手間が軽減される。さらに、医薬品情報提供Webプラットフォームから安全性情報に関する資材の閲覧、取得、発注も可能だ。