ハイパースケールおよび大企業向けのデータセンターソリューションを手掛けるColtデータセンターサービス(以下、Colt DCS)は3月13日、けいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)に、「Colt京阪奈データセンター」を開設したことを発表した。

同社は2021年にデータセンターの建設開始を発表していた。同データセンターはアジア太平洋地域においてさらなる拡大を目指す国内外企業の需要に応えるものだとしており、成長戦略における新たな拠点となるとのことだ。

  • 「Colt京阪奈データセンター」外観イメージ

    「Colt京阪奈データセンター」外観イメージ

同社によると、新しいデータセンターは同社が所有する「Colt印西キャンパス」で得た知見をもとに設計しているという。Colt京阪奈データセンターは4万2000平方メートルの面積と45.9メガワットの電力容量。なお、そのうち75%はすでに顧客から利用申し込みが完了しているとのことだ。

同データセンターは、環境への影響を最小限に抑えることを目的として冷却技術を採用している。2045年までに世界的なネット・ゼロ・エミッション(炭素排出量実質ゼロ)を達成するという同社の目標に沿ったものだとしている。