クラウドエースは2月7日、Google Cloud のインテグレーションをヨーロッパで拡大するため、ドイツに新たな法人「Cloud Ace GmbH」を設立したことを発表した。これまで同社は、世界中に拠点を持つことを目標としてアジア市場での事業拡大に注力してきたが、欧州市場への進出の足掛かりとして、ヨーロッパ最大の経済大国のひとつであるドイツに法人を設立する運びになったという。

「インダストリー 4.0」を提唱するドイツでは、工場のスマート化を支えるテクノロジーや設計原則を実現する開発の基盤としても、今後さらなるクラウドへの需要が見込まれている。

新法人が拠点を構えるドイツの首都ベルリンは、近年スタートアップの聖地となっており、数多くのユニコーン企業も誕生している場所。同社は、このような新しいビジネスが多く創出される市場のニーズに応えるべく、これまで培ってきたノウハウと技術力を掛け合わせることで最適なソリューションを提供し、ベルリンのエコシステムに寄与できるよう注力する。

同現地法人設立により、同社グループの営業拠点は、日本に4拠点、ベトナムに2拠点、シンガポール、台湾、インドネシア、タイ、中国、香港、インドに次いで 14 拠点目となる。今後も日本の高品質なSIの輸出と、全拠点で連携したエンジニアリソースでグローバル体制の一層の強化に努め、世界レベルで技術力とサービス品質向上に取り組む方針。