Microsoft 365ユーザー向けに逆転の発想から生まれたQRコード非接触受付システム

ITインフラ構築からクラウドソリューション、ソフトウェアの開発・提供を行うNSDは10月31日、Microsoft 365ユーザー向けにQRコードを活用し完全非接触で受付を行うことができるシステム「QuickReception」を11月より提供することを発表した。「QuickReception」は、受付窓口に設置した専用のQRコードをスマートフォンなどで読み込ませ、1クリックするだけで受付業務を完了できるサービス。システムは「Microsoft 365」を活用し、窓口でのQRコード登録が完了すると、直接担当者の「Microsoft Teams」へ来訪通知を行い、担当者は「Outlook」で打ち合わせスケジュールを登録、関係者に連絡を行い受付登録が完了するという流れとなる。QRコードは、利用企業に合わせてデザインを変更することが可能となっており独自性や個性を前面に出したコードを作成することができる。

「QuickReception」概要(同社資料より)

QRコードによる非接触型受付システムの導入が進んでいるが、専用端末に利用者のQRコードを読み取らせるタイプや印刷して利用するタイプが多く利便性の悪さやQRコードの管理システムなどが別途必要となるなど設置・人的コストが課題となっていた。今回、逆転の発想で受付業務である来客対応、取次、案内などを廃し、窓口のQRコードに一本化することで専用端末も不用となり、同社によれば受付業務にかかる時間を約80％、費用で約67％カットすることが可能になるという。サービスの利用は初期費用無料、専用端末不要で利用ユーザー数によって変動があるが、標準月額利用料20,000円(税別)からとなっている。