AIソリューションの開発・提供を行うアラヤは9月27日、外観検査用パッケージソフト「InspectAI(インスペクト・エーアイ)」において、学習不要で食品中の毛髪混入検査が可能になる最新バージョンの提供を開始した。

  • 「InspectAI」でのアップデート概要(同社資料より)

    「InspectAI」でのアップデート概要(同社資料より)

「InspectAI」(公式Webサイト)

「InspectAI」(公式Webサイト)

「InspectAI」は、食品や金属部品、フィルム・シート、パッケージや電子部品などの異物混入や欠け、割れ、形状不良などを画像解析技術により検出するソフトウェア。特に今まで困難だった毛髪検出で高い精度を持っているが今回のアップデートでは、学習用画像の準備とアノテーション、AI学習で通常、数時間から数日必要だった導入準備期間が不要となり、カメラの設置・調整を行うだけですぐに毛髪検査を行える。今回のアップデートにより同一の製造ラインで複数の異なる製品を作る場合や、新製品・内容物の変更が頻繁に行われる場合などで、即対応できるようになると同社はコメントしている。

  • 「InspectAI」での毛髪検出事例(同社動画資料より)

    「InspectAI」での毛髪検出事例(同社動画資料より)