ドーモは8月8日、クラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」について、オービックビジネスコンサルタントが提供するクラウド会計システム「勘定奉行クラウド」とのAPI（Application Programming Interface）連携を開始したことを発表した。

Domoはローコードの開発データアプリケーションプラットフォームを備え、専門的なプログラミング知識を持たなくてもデータアプリケーションを作成でき、客観的なデータに基づくアクションを支援するツールだ。データ活用に必要なさまざまな機能をワンストップで提供するため、迅速にデータ分析を実施できる点が特徴。

勘定奉行クラウドは経理業務の精度と生産性の向上を支援するクラウド型の会計ソフトだ。Excelやインターネットバンキングなどの取引データと連携して仕訳候補を自動作成するため手入力作業を削減可能であり、無償の専門家ライセンスが付属するため税理士と一緒に利用できる利点も持つ。

両サービスが連携したことで、企業が保有する営業データやマーケティングデータを、勘定奉行クラウドの財務データと掛け合わせ、予実管理や原価管理、経営分析などの管理会計全般の分析に対応できるようになったという。

また、Domoを利用することで、より詳細な集計を行うドリルダウンができるようになるため、財務データの中からの課題点探しにも寄与するとしている。従来以上にスピード感を持って予算の見直しや経営戦略の立て直しが行えるようになるとのことだ。