overflowが運営する研究機関「Offersデジタル人材総研」は7月21日、Offers利用者1万4,328名を対象に実施した、デジタル人材における副業・複業の採用決定者の時給に関する調査の結果を発表した。

プログラミング言語別の採用平均決定時給は、上からObjective-C、Swift、C、C++、Ruby、Rust、Java、Go、Kotlinとなることが分かったという。 最も高水準なObjective-Cについて、同社は「Offers内ではSwiftに移行している案件が中心である一方で、Objective-Cから長きにわたってiOSアプリケーションに関わっている人材のほうが平均時給が高い傾向にあると言えます」との見方を示している。

  • プログラミング言語別採用平均決定時給(年間成約件数30件以上のスキルセットをプロットしたもの)資料:Offersデジタル人材総研

また、フレームワーク・ライブラリ・ランタイムなどの採用決定平均時給は、上から、React Native、AngularJS、Node.js、Redux、Ruby on Rails、React、Vue.jsと並んでいる。ただし、第6位のReactから第9位のNext.jsの平均時給は4,200円前後であり、差は小さいと言えるという。

  • フレームワーク・ライブラリ・ランタイムなどの別採用決定平均時給(年間成約件数30件以上のスキルセットをプロットしたもの)資料:Offersデジタル人材総研

インフラスキル別の採用平均決定時給は、Kubernetes、ECS、Dockerといったコンテナ技術や、TerraformのようなIaC(Infrastructure as a Code)が高いという結果が出ている。これらのスキルは、中途採用の場を見てもまだ経験者が少ないために高額になるケースが多いとのことだ。

  • インフラスキル別採用平均決定時給(年間成約件数30件以上のスキルセットをプロットしたもの)資料:Offersデジタル人材総研