副業の月収「10万円～40万円」が4割以上、9割以上が副業のリピートを希望

パーソルイノベーションは6月28日、運営する副業人材マッチングサービス「lotsful」において、5月27日～6月1日の期間に639名の20～40歳代の会社員の男女を対象に行った副業に関する定点レポートを公開した。

直近半年以内に副業を実施した理由として、最も回答が多かったのは「収入面の変化があったため」で21.9％となったという。次いで「自身のキャリアについて考えたため」、「周囲の影響があったため」と答えた人がどちらも18.4%という結果になっているほか、「メインの仕事環境で変化があったため」「生活環境に変化があったため」という回答も20％弱を占めており、全体的に何らかの変化があった人が副業を実施している傾向にあることがわかった。

直近半年以内に副業を実施した理由　引用：パーソルイノベーション

副業で得られる月収に関しては、全体でみると5万円未満は23.4%、5万円以上10万円未満は16.1％、10万円以上20万円未満は20.6％、20万円以上30万円未満は13.8％、30万円以上40万円未満は10.1％、40万円以上50万円未満は3.7%、50万円以上70万円未満は、0.9％、70万円以上100万円未満は2.8％、100万円以上は2.8％という結果が出ている。10万円以上40万円未満の割合が全体の4割以上を占めることから、副業でも高い収入を得ている人が多いことが分かったという。

また、比較的高額な10万円以上40万円未満の月収を職種ごとで見ると、10万円以上20万円未満は、基礎/技術研究（31.8％）、20万円以上30万円未満は、商品企画/開発（25％）、30万以上40万円未満は、購買/仕入れ（33.3%）が多いという結果になった。

副業で得た月あたりの平均収入　引用：パーソルイノベーション

「副業をまた行いたいと思いますか」という質問では、9割が「実施するつもりだ」と回答しており、特に、既婚女性がもっとも副業意欲が高い結果となったという。既婚女性の副業実施理由に「メインの仕事関係で変化があったため」「生活環境に変化があったため」が多かったことから、同社は、結婚・子育てをする上で副業という新たな選択肢が生まれているのではないかと推測している。