業務手続きの電子化システムを手掛けるエイトレッドと、SaaS事業者向け連携開発を展開するストラテジットは6月8日、API開発の強化および連携サービスの拡大を目的とした業務提携を結んだと発表した。

両社は同提携によりAPI開発の迅速化し、稟議書をはじめとした各種社内申請を電子化してスムーズな決裁と業務効率化につなげるワークフローシステムと、グループウェア、電子契約、文書管理、SFA(営業支援)など他ベンダーが提供するクラウドサービス(SaaS)と早期に連携、サービス展開し、ユーザーの利便性を向上させることを狙う。

エイトレッドは、同社が提供するクラウドワークフローシステム「X-point Cloud(エクスポイントクラウド)」でAPIを利用し、外部のクラウドサービスと連携する際に、1ユーザー当たり150円(税別)を課金していたAPIオプションを2022年6月6日より無償化している。

  • ワークフロー連携サービスの全体像

    ワークフロー連携サービスの全体像

さまざまなクラウドサービスとの連携が容易になり、エイトレッドは外部連携があまり進んでいないワークフロー市場で他サービスとの連携を加速していくとのこと。ストラテジットは複数のクラウド環境上に分散している業務システムを統合するiPaaS開発を得意としているといい、クラウドサービス同士のデータを連携できるアプリストアを有し、早期に幅広い外部連携を実現したい考えだ。