米Cloudflareは5月11日(現地時間)、サーバーレスデータベース「Cloudflare D1」を発表した。

同製品は同社のサーバーレスプラットフォーム「Cloudflare Workers」と統合されており、同社のストレージソリューションと組み合わせて、フルスタックアプリケーションを構築できる。開発者は数クリックでデータベースを立ち上げ、アプリケーションの構築を行え、他のデータベースプロバイダーからシームレスにデータを移動することもできる。

また、同社のグローバルネットワークを利用して、ユーザーの至近にデータベースを自動的に配置するため、ユーザーがデータを保存する地域を選択する必要はない。

SQLiteに対応しており、サーバーレス開発プラットフォームとインスタントデータベースを組み合わせることで、開発者はデータベースのデプロイや管理を気にすることなく、データベースを組み込んだリッチアプリケーションを構築することも可能だ。また、SQLite APIとの互換性もある。

同社は、同製品をシンプルかつ安全なデータベースの中でも安価な選択肢とするため、データ転送料に課金を行わないという。