キヤノンマーケティングジャパンは2月25日、クラウド型録画サービス「VisualStage Type-S」のオプション機能「AI密集アラート」の新バージョンを発表した。月額費用(税別)は3980円からとなる(利用には別途、VisualStage Type-Sの加入が必要。カメラ本体、周辺機器や工事、設置、保守費用は別途有償)。

  • 「AI密集アラート」のイメージ図

同機能はクラウド映像解析技術とネットワークカメラを活用して、撮影した画像内の人数をカウントし、施設の混雑状況をPCやタブレットなどに表示したり、メールで知らせたりできるサービスだ。施設管理者は、同機能で利用状況を遠隔で見守りつつ、誘導スタッフの配置や入場制限、施設レイアウトの変更などの混雑回避策を実施できる。

新バージョンでは映像解析技術におけるアルゴリズムを改良したことで、さまざまな大きさや姿勢の人物を高速かつ高精度に検知できるようになったという。これにより、遮蔽物に一部隠れている人物の検出精度が向上した。

また、Webページで混雑状況を確認することができる「Web連携機能」を搭載したほか、大型サイネージでの一覧表示が可能となった。

  • 人物検知のイメージ

新バージョンでは、施設管理者向けの機能として、管理画面における施設状況の一覧表示や、営業時間のみ映像解析を実行する「スケジュール機能」などが追加された。