NTTPCコミュニケーションズは7月28日、身体の動きをデータ化するAIサービス「AnyMotion」を、8月2日からAPI提供開始することを発表した。

  • 「AnyMotion」利用イメージ

    「AnyMotion」利用イメージ

「AnyMotion」は、スポーツ・ヘルスケア業界など指導者が生徒などに動作を指導するサービスを行っている企業向けのAIサービス。AIの専門知識がなくても姿勢推定などの技術を簡単に活用でき、スマートフォン等で撮影された静止画や動画から関節位置をAIで自動的に推定し、関節角度等の計算をする機能や画面上に関節位置の描画処理を施したうえで表示するという。

「AnyMotion」はクラウドサービスのため、静止画や動画の解析に必要となるセンサーやGPUサーバー等の設備を独自で用意する必要がない。

NTTPCは2020年3月～9月、スポーツ・ヘルスケア業界の指導者などにサービスを提供する企業に対し「AnyMotion」の実証実験を実施し、AIによる姿勢推定や動作解析により身体の動きのデータ化を容易に行えることがわかったという。

具体的には、スポーツやリハビリなど身体の動きを指導者が生徒などに指導する際に、「指導中に上手く言葉で伝えられない」、「施術の動作や効果を視覚的に表現するのが難しい」といった課題を解決に対し、サービスを提供する企業が「AnyMotion」を利用することで解決できたということだ。

料金は月々110,000円（税込） から（静止画5万枚かつ動画108万フレームまで：Developerプランの場合）。現在、最大2カ月間無料で利用できるトライアルキャンペーンを実施している。