凸版印刷は7月1日、Mealthyおよび中国電力と共同で、バーチャル栄養アシスタントを使用した食事指導の実証事業を開始すると発表した。

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今回の実証実験は、Mealthyが持つ管理栄養士による食事指導にAI技術を融合させたバーチャル栄養アシスタントアプリである「Mealthy」を使用した食事指導と、凸版印刷が持つ「健康ポイントソリューション」での知見を生かして、中国電力の契約者を対象に健康増進に向けた動機付け・行動変容を促し、健康プログラムへの参加継続率や指導効果の向上を検証するもの。7月1日に参加者の募集を開始し、9月1日から10月31日までの予定で実施する。

中国電力の契約者が日々の食事写真を撮影し、専用アプリ内で投稿する。すると、Mealthyの管理栄養士が、参加者が投稿した食事に対するアドバイスを実施する。投稿画像はAI(人工知能)で解析し、食事写真を認識する。ユーザデータおよび過去の食事写真から、AIが最適なアドバイスが推奨可能という。最後に利用者が担当栄養士のアドバイスに基づいて食事の選び方を見直し、日々の食事写真を投稿する。

実証実験の特徴として同社は、まず管理栄養士とAIを組み合わせた栄養指導である点を挙げる。また、毎回の食事を撮影するだけで、食事内容を正確に解析可能という。さらに、バーチャル栄養アシスタントを使用した食事指導によるヘルスケアサービスに対する意識変化・行動変容を検証する点を挙げている。