パナソニックi-PROアイプロセンシングソリューションズは6月10日、AIプロセッサーを搭載したネットワークカメラ「i-PRO Sシリーズ」を2021年9月から発売すると発表した。販売はパナソニック システムソリューションズ ジャパンを通して行う。価格はオープン。

  • i-PROホワイト(屋内用:ボックスタイプ)

  • i-PROホワイト(屋外用:ドームタイプ)

「i-PRO Sシリーズ」は、新しいスタンダードモデルとしてAIプロセッサーを標準で搭載し、カメラ内で顔や人、車両、二輪車を自動で識別することが可能。映像の分析・解析といったAI処理をカメラ内で行うことで、サーバー側のAI処理の負荷が分散され、カメラ単体で映像の分析・解析をすることができる。

  • カメラ内で人や車両、二輪車を識別しているイメージ

また、AIアプリケーションを最大2つまでインストールできることも特徴の1つだ。従来の防犯用途だけでなくAIアプリケーションによる映像の分析・解析をすることで、事件事故の未然防止や業務効率化につなげることが可能。

パナソニックの従来品(Sシリーズ)と比べ画質を改善され、AI音識別機能も新たに搭載 された。人の叫び声やガラスの破損音、クラクション、銃声といった音を識別し通知する。「i-PRO Sシリーズ」の一覧は以下の通り。同社は今後、同シリーズの長焦点モデルも2021年12月に発売する予定だ。