三井不動産は、ベンチャー共創事業「31VENTURES」のソリューションとして、東京イーストサイドをスタートアップの一大集積地にするためにスタートアップ向けワークスペースブランド 「startup workspace THE E.A.S.T.」を立ち上げ、そのフラッグシップ拠点である「THE E.A.S.T. 日本橋富沢町」を4月にオープンしたことを発表した。

  • THE E.A.S.T. 日本橋富沢町 1階

    THE E.A.S.T. 日本橋富沢町 1階

同社は「31VENTURES」を通じ、プロトスターとともに日本橋を中心とした東京イーストサイドへスタートアップを集積させ、オープンイノベーションを促す「E.A.S.T.構想」を2018年から展開している。

今回、スタートアップが仲間とつながり、事業を円滑にワークさせるためのワークスペース拠点として、事業経験を積んだ「大人起業家」をメインターゲットとしたワークスペースブランド「startup workspace THE E.A.S.T. 」を新たに展開する。

同ワークスペースでは、組織のフェーズに合わせて利用できるワークスペースを多数用意する。入居にあたって事業内容および起業家のビジョン、三井不動産との協業可能性を事前面談による審査を実施。入居後はワークスペースに常駐するサポートメンバーによる定期的な個別面談をはじめ、事業パートナーの紹介や販路開拓支援、協業・資金面の検討にもスピーディーに対応するという。また、スタートアップの事業成長のために自社の商品や事業戦略の発表会を実施できる設備も完備しているということだ。

なお、これまで31VENTURESブランドとして展開していた5つのオフィスについても、東京イーストサイドにおける大人起業家のシンボルとして「startup workspace THE E.A.S.T.」ブランドに統一。4 月にオープンした「THE E.A.S.T. 日本橋富沢町」をフラッグシップとし、全6つのオフィスでの展開となった。

  • THE E.A.S.T. 日本橋富沢町 カフェ イベントスペース

    THE E.A.S.T. 日本橋富沢町 カフェ イベントスペース

フラッグシップ拠点である「THE E.A.S.T. 日本橋富沢町」 は、 50年のビルをリノベーションしてつくられたワークスペース。7階建ての中にはコワーキングスペース、シェアスペース、プライベートスペースを揃えるほか、オンライン会議に適した「WEB会議ブース」や人数に合わせて空間が可変する「のれんルーム」、作業に集中できる「フォーカスゾーン」など、さまざまなシーンで使い分けができる設備が用意されている。

  • THE E.A.S.T. 日本橋富沢町 WEB会議ブース

    THE E.A.S.T. 日本橋富沢町 WEB会議ブース