United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は1月6日(米国時間)、「Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop」において、Google Chromeに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome version 87.0.4280.141 (Windows)よりも前のバージョン
- Google Chrome version 87.0.4280.141 (Mac)よりも前のバージョン
- Google Chrome version 87.0.4280.141 (Linux)よりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome version 87.0.4280.141 (Windows)
- Google Chrome version 87.0.4280.141 (Mac)
- Google Chrome version 87.0.4280.141 (Linux)
対象の脆弱性は1つを除いたすべての深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。CISAはユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。
Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。