Q-Successから2021年1月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2021年1月はUbuntuがシェアを増やし、CentOS、Debian、Gentooがシェアを減らした。Ubuntuはシェアの増加を続けており、現在と同じ傾向で増加が続いた場合、数カ月後にはUbuntuのシェアが50%を超えることになる。

CentOSプロジェクトは2020年12月、CentOS 8の提供を2021年で終了すると発表した。今後はCentOS Streamの開発に注力するとしている。しかし、CentOSとCentOS Streamはリリースの扱いが異なっており、代替候補となるのか疑問視する声もある。こうした状況を踏まえ、今後CentOSのシェアがどのように変化していくかが注目される。

  • 2021年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

    2021年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

  • 2021年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

    2021年1月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

  • Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ 資料: Q-Success

順位 ディストリビューション 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Ubuntu 48.1% 47.3%
2 CentOS 18.6% 18.7%
3 Debian 17.2% 17.6%
4 Red Hat 1.8% 1.8%
5 Gentoo 1.4% 1.5%
6 Fedora 0.4% 0.4%
7 SuSE 0.2% 0.2%
8 Scientific Linux <0.1% <0.1%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。