オープンワークは10月22日、「『日本の残業時間』四半期速報」2020年7-9月集計を発表した。同調査は、ジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」に集まった1000万件以上の社員クチコミと評価スコアを集計したもの。

7月から9月までの全体の平均残業時間は、4月～6月までの集計の月間23.53時間からわずかに増加し、月間24.11時間になった（+0.57）。新型コロナウイルスの影響もあり、減少を続けていた残業時間だが、今回は多くの業種で増える結果となった。

業種別で見ると、最も残業が多かったのはコンサルティングで、これにマスコミと不動産・建設が続いている。最も少ないのはメディカルとなっている。

「不動産・建設」（+3.95）と「メディカル」（+2.50）で大きく増加しているほか、「コンサルティング」（+1.36）、「IT・通信・インターネット」（+1.51）、「サービス、小売、外食」（+1.40）で1時間以上増加した。「メーカー・商社」（-1.15）と「金融」（-0.04）が継続しての減少となった。

  • 日本の残業時間 定点観測　資料：オープンワーク

  • 業種別残業時間 定点観測　資料：オープンワーク