NTTデータは9月29日、銀行員が保険販売時に使用しているタブレットログ(タブレットに蓄積されている操作ログ)をAI解析するサービスを2020年10月1日より提供開始すると発表した。

同サービスは、同社が展開している金融機関向け保険窓販フロントアプリが稼働するタブレットの操作ログデータのAI解析を行う。解析結果から、その販売パターンを抽出し、受失注に関連する要素を捉えることで販売促進を支援する。

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AI解析には、SIC(日本電信電話NTTソフトウェアイノベーションセンタ)が有するデータ活用・分析に関するノウハウに加えSICが開発した、大量のデータから販売につながる有効な特徴量を見つけ出しAI解析を行うデータ分析自動化技術RakuDA(ラクダ)、および特徴量の比較を効果的に実現できるデータ重要特徴量自動抽出技術RakuDA SeleXt(ラクダセレクト)を活用している。これにより、短時間で大量データから販売行為と受失注の相関関係を抽出・可視化し、有効な販売プロセスにつながる特徴量を自動抽出することを実現しているという。

同社は今後、本サービスを2022年度までに10件以上の提供を目指す方針だ。