九州大学発のベンチャー企業であるQPS研究所と九州電力(九電)は5月27日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの人工衛星の観測データをQPS研究所が解析し、その結果を九州電力が保有する電力設備の実測データと比較することで、その精度や費用対効果などの検証を行っていく計画であることを発表した。
また今後、両社はQPS研究所が自社開発した衛星の観測データを、インフラ管理や災害時の被害状況の把握などさまざまな用途へ適用することについても検討を行っていく予定としており、これらの取り組みを通じて、新たな事業の創出を図り、九州の産業活性化につなげていきたいとしている。