さくらインターネットは4月2日、企業向けセキュリティマネジメントサービスを手がける興安計装と提携し、セキュリティ仮想アプライアンス「Sophos XG Firewall」と、クラウド型WAF(Web Application Firewall)サービス「しぇあわふ(β版)」を、さくらのクラウド上で同9日から提供開始すると発表した。

  • 2つのセキュリティサービスを提供する

    2つのセキュリティサービスを提供する

Sophos XG Firewallは、Sophosが開発するセキュリティアプライアンスで、さくらのクラウドでは仮想化したイメージを提供。同アプライアンスは、ファイアウォールからIPS/WAF、VPN、ATPなど、さまざまな機能をオールインワンセキュリティアプライアンスとして包括的に提供する。

ライセンスはFullGuardとFullGuardplusの2種類を揃え、対応コア数・メモリ容量および対応サーバプランは、1コア/4GB、2コア/4GB、4コア/6GB、6コア/8GB、8コア/16GBとなり、コア単位・保護機能はライセンスにより異なる。

しぇあわふ(β版)はホスト型のWAFとは異なり、興安計装で運営されるWAFの監視センターを通じ、外部からの攻撃や不正アクセスからウェブサイトを保護するサービス。多くのWAFサービスは、高機能なサービス提供を重視し高単価となることが珍しくないが、同サービスはコストパフォーマンスを優先し設計されている。

そのためシンプルかつ基本的なセキュリティ機能のみを提供するサービスではあるものの、そのほかの一般的なWAFサービスと同様に運用や構築は不要で、手軽に導入することが可能なサービスだという。β版の提供期間は4月9日~6月30日まで、7月1日から正式版(有料)の提供開始を予定し、料金は無料。