さくらインターネットは2月28日、さくらのVPSにおいてスタートアップスクリプトの中でユーザーが記述したスクリプトのうち、指定のスクリプトを利用者間で公開できる機能を追加すると発表した。提供開始は3月10日を予定している。

スタートアップスクリプトは、サーバ作成完了後の初期起動時にスクリプトを実行することで、パッケージのインストールや各種設定作業の自動化などを簡単に実現できる機能。

今回の機能追加では、標準OSインストールで利用できるスタートアップスクリプトにおいてユーザーが記述したスクリプトの登録と公開設定が可能な「自分のスクリプト(旧カスタムスクリプト)」の提供を開始する。自分のスクリプトは「private ⇔ shared」の切り替えが可能となっており、「shared」の適用を行うことで、VPSコントロールパネルにログインできるすべての利用者に対し、スクリプトが公開される。

  • コントロールパネル操作画面のイメージ

    コントロールパネル操作画面のイメージ

また、同社で用意した「さくらインターネット公式スクリプト(旧パブリックスクリプト)」も公開されており、公開されたスクリプトは新規契約時やOS再インストールの際に活用することができるため、多くのユーザーが便利なスタートアップスクリプトを利用することを可能としている。

公開機能は、より多くのユーザーに手軽にホスティングサービスを活用できるように支援するものとなる。さらに、今回追加された公開機能では月間でのランキング機能も有し、ニーズが高く人気のあるスクリプトの検索や把握も容易になったという。