アヴネットは、XilinxのZynq UltraScale+を用いたRFSoC開発キット「Zynq UltraScale+RFSoC ZCU111評価キット」の提供を開始したことを発表した。

同キットは、Qorvoの2×2 スモールセルRFフロントエンド1.8GHzカードとUltraScale+RFSoCを組み合わせた構成となっており、MathWorksのMATLABとSimulinkを活用することで、設計者はSoCソフトウェアを開発する前に、データ変換装置を特徴付けることにより生産への道筋を加速化し、生のRF信号を用いてMATLABで無線試験を行うことができるようになると同社では説明しており、これにより、航空宇宙および防衛用を含めた5G無線通信システムの導入を加速することができるようになるとしている。

また、MATLABの既存ユーザーでなくても利用可能なように、無線通信用の無料MATLAB試用パッケージもアヴネットのWebサイトから入手が可能(実際にはMathWorksのWebサイトに移動)となっており、これらを活用することで、設計者は現実的なシナリオでRFクラスのアナログをテストすることができるようになるという。

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    RFSoC開発キット「Zynq UltraScale+RFSoC ZCU111評価キット」の外観