Kaspersky Labは8月5日(米国時間)、「DDoS attacks in Q2 2019|Securelist」において、2019年第2四半期におけるDDoS攻撃の分析結果を報告した。2019年第2四半期は第1四半期よりもDDoS攻撃の実施が減少したという。

  • 2019年第2四半期のDDoS攻撃は2019年第1四半期よりも減少 - 資料: Kaspersky Lab提供

    2019年第2四半期のDDoS攻撃は2019年第1四半期よりも減少 - 資料: Kaspersky Lab

2019年第2四半期における主な特徴は次のとおり。

  • 最もDDoS攻撃を受けた国は中国(63.80%)。これに米国(17.57%)と香港(4.61%)が続く
  • DDoSの攻撃対象としては中国、米国、香港でほとんどを占めており、4位以降の比率は小さい
  • ユニークターゲットの標的も中国(55.17%)が一番多く、これに米国(22.22%)と香港(4.53%)が続いている
  • 2019年第2四半期は4月が最もDDoS攻撃が激しかった
  • ジャンクトラフィックの多くはSYNフラッディング(82.43%)、これにUDP(10.94%)が続く
  • ボットネットC&Cサーバは米国(44.14%)が最も多く、これにオランダ(12.16%)、英国(9.46%)が続いている