横河電機の子会社であるアムニモは11日、導入から運用まで必要な機能をワンパッケージにした手軽な産業向けIoTサービス「amnimo sensebeta」を開始した。

「amnimo sensebeta」は、"測る"、"つなげる"、"活用する"まで独自開発のエンドポイントデバイスとゲートウェイからクラウドまでをワンパッケージで提供する産業向けIoTサービス。一カ月からの利用も可能でユーザーの選択によりメニューは異なるが、エンドポイントデバイス30個の30測定点、ゲートウェイ1台、1回線100MB、10ユーザーでの利用ケースでは税別で39,000円となる。

  • amnimo senseの(基本概要同社資料より)

    amnimo senseの(基本概要同社資料より)

  • 通信部分と入出力インターフェースが一体化した独自開発のエンドポイントデバイス(同社資料より)

    通信部分と入出力インターフェースが一体化した独自開発のエンドポイントデバイス(同社資料より)

  • エンドポイントデバイスとアムニモのクラウドを接続する中継器(同社資料より)

    エンドポイントデバイスとアムニモのクラウドを接続する中継器(同社資料より)

手軽なIoT活用がどのようなシーンで役立つか?Webサイト上にレシピを公開。必要機材と構築手順などを紹介している。現在紹介しているのは以下の7レシピだが、今後順次レシピを増加させていく予定だ。手軽に計測、データを活用することで業務に役立つ"Measurement as a Service(MaaS)"を垣間見ることができる。

*水産冷凍室内の温度監視レシピ温度センサーを活用し、冷凍庫の温度を遠隔で把握することができます。
*病院内の保温庫用温度監視・記録レシピ温度センサーを活用し、監査対象にもなる病院内の保温庫の温度を遠隔で把握することができます。
*建物内不快検知レシピ施設内のCO2濃度を調整することで眠気・不快感を防止し、空調管理を容易にします。
*工場向け部品在庫量見える化レシピ重量センサーを活用し、部品の残量を把握でき、部品発注のタイミングを簡単に把握できます。
*飲食店向け素材残量見える化レシピ飲食店での皿などの残量を見える化することで、物品の補充のタイミングを簡単に把握できます。
*ホテルのシーツ補充お知らせレシピホテルのシーツや室内着置き場で残量を見える化し、補充の適切なタイミングを把握できます。
*残留塩素検知による貯水槽水質管理レシピ残留塩素計をビルや学校等の貯水槽に取りつけ、遠隔で残留塩素濃度を監視できます。