パロアルトネットワークスは9月3日、パブリッククラウドにおける包括的セキュリティとコンプライアンスの確保を実現するクラウドインフラサービスプロテクション「Evident」を日本市場で提供開始すると発表した。

「Evident」は、3月に買収したEvident.io社のソリューションを基に開発したもので、アマゾン ウェブ サービス(AWS) とMicrosoft Azureに対応している。

「Evident」の主な機能は、「継続的な可視化と監視」「コンプライアンスの認定」「クラウドストレージの保護」。

Evidentは、クラウドの監視、検査、評価を自動化し、すべてのクラウドアカウント、サービスおよび領域におけるセキュリティリスクを可視化する。リスクは機械学習により、危険度のレベル別に集計される。

Evidentのダッシュボード上では、サービスや地域別に加え、契約しているパブリッククラウド別や、すべてのパブリッククラウドを統合してリスクを確認することが可能。

  • Evidentのダッシュボード

Evidentはコンプライアンスの監査を自動的に行い、カスタマイズ可能なレポートを1クリックで作成できる。発表時点では、CIS foundations、GDPR、HIPAA、ISO、NIST、PCI、SOC2に対応している。

Evidentはクラウドストレージに対し、コンテナやバケット内のデータの検出と分類、リスクにさらされている領域の評価、公開されているデータの自動修復、マルウェアの隔離が行える。