Nexperiaは9月5日、ポータブルデバイスのUSB-PD保護用途などに向けた小型TVSダイオードとして3つのファミリをポートフォリオに追加したと発表した。
1つ目の新製品ファミリ「PTVS4V5D1BL TVSダイオード」は、バッテリ・ライン/オーディオポート保護などの用途に向けて、1mm×0.6mmのDFN1006-2/SOD882パッケージ(高さ0.5mm)ながら、代表値38.3A(8/20μAパルス)のサージ堅牢性を提供する。
2つ目の新製品ファミリ「PTVSxZ1USKシリーズ」は、10製品で構成され、逆スタンドオフ電圧は5Vから26V(Vrwm)となっている。パッケージサイズは1.6mm×0.8mm(DSN1608-2/SPD964パッケージ)(高さ0.29mm)で、最大100A(8/20μAパルス)のサージ定格に対応するほか、0.06Ωの低ダイナミック抵抗により、チャージャ・ポート、バッテリコネクタ、HDD/SSDに対してサージ保護機能を提供するという。
そして3つ目としては、既存の「PTVSxU1UPA TVSファミリ」に20V/22V/24Vの3製品が追加された。これにより同ファミリは、7.5Vから26Vまでの9ダイオード構成となり、新製品となる3つの製品は、2mm×2mm(DFN2020-3/SOT1061パッケージ)(高さ0.62mm)を採用しており、8/20μAパルスに対するサージ定格は最大178A,10/1000μsパルスに対するピーク・パルス出力は最大300Wで、リーク電流は1nAとなっており、ターゲットアプリケーションはUSB-PDとしている。